アドベンチャー
――僕は、彼女がXXXされる所をもくげきした。○月×日…婦女暴行事件発生…テレビからそんな事件のニュースが聞こえる…憂鬱だ。これから通う事になった学園でも、同じ様な事件があった。まだ記憶に新しい、その事件の被害者である少女に…僕は出会ってしまった。あの時から…静かに、人生の歯車が狂い始めたのだろう…。
実家を追い出された主人公の章が新居を探して見つけたのは妙に小奇麗な築十五年のワンルーム。家賃もいやに安く怪しい雰囲気がしたものの章は仕方なくそのワンルームを契約する。最初の数日は平穏な日々を過ごせていたが急に電灯が消えたりテレビが点いたりと不可解な現象が起こり始める。業を煮やした章が一喝した翌日目を覚ますとそこには少女が居た。恐る恐る話を聞いてみると、なんと少女はこの土地に住み着いている狐の幽霊だった……。
ラッキーとアンラッキー。ハッピーとアンハッピー。そいつはダイスの目次第でどんな風に転ぶかわからない訳で…バレンタインを翌日にひかえた2月13日。悪友、渡良瀬準の電話を取っちまった日にゃ、こりゃ絶対後者だなって思ってた。でも、瑞穂学園魔法科が誇る天才少女、神坂春姫がそいつをひっくり返す。思えばこれが全ての始まりだった…謎の魔法科校舎崩壊事件によって、彼女が同じクラスに編入されてからは、ただでさえ騒がしい毎日が更にエスカレート。春姫に対抗意識バリバリの「歩く災害スプリンクラー」、柊杏璃。奇想天外な行動で俺を困らせる…もとい驚かせる、高峰小雪先輩。そして、しっかり者だかボケてるのかよくわからない俺の妹、小日向す...
郊外の開けた土地に古びた建物がある。100年ほど前に建てられた病院を療養施設として運営している建物だ。しかしここは特別な者が送り込まれる特別な療養施設だった。数日後、この施設の新たな犠牲者が送られてくる事になっている。欲や嫉妬の犠牲者が陰惨な療養を受けさせられに来るのだ……
毎日は、階段のように過ぎていく。一度疑問に思ったらその途端、足を上げるのが辛くなる。だから、一歩、一歩、なにも考えずに、上る――まるでモブのように無個性な主人公・心一。学園のヒロイン・美雪とは幼馴染みだが、声をかけることもなく平凡な日々を過ごしていた。そんなある日、友人に呼び出され向かった屋上には、クラスで浮いている電波少女・アオイがいて……
「……なに?」「ううん、なんでもない」テーブルを挟んで目の前に座っている男の子が、私の視線に気付いて顔を上げる。芳貴くん――クラスメイトで、幼い頃からの友達。そして、今は私の彼氏。(はぁ〜、彼氏かぁ)ずっと好きだったから、向こうも同じ気持ちだったと知ったときは凄く嬉しかった。彼氏彼女の関係になってからというもの、毎日が楽しくて幸せ。そんなある日――玄関のたたきには、お母さんの靴が脱ぎ捨てた感じで置いてあった。それと見慣れない男物のくつが2つ……。リビングの方から聞こえてくるお母さんの喘ぎ声。「あん、茉希。お帰りなさい」「……ただいま」リビングに行くと、お母さんがいた。予想通り、知らない男の人達とセックス...
今年、私立聖光女学院に新たな教師が就任した。搾羅雅史──才色兼備で、非常に頭のキレる男だ。誰にでも優しく接し、女生徒から見れば、正しく理想の男性教師であった。しかし、雅史には裏の顔があった。獲物となる女を見つけ、調教し、裏社会のVIPに高額で売りつける商売をしていたのである。呪縛の搾羅。彼の仄暗い目には多くの女生徒が写りこんでいた。笑顔で生徒と会話しながら、彼は奴隷を探している。そして、その仄暗い目に、ついに標的となる女が写りこんだ──此処、私立聖光女学院は、女を牝へと変貌させる狩場と化した。