アドベンチャー
『絶望師』其れハ、一子相伝の闇ノ生業ナリ。時ニ、異形なるものヲ絡まセ、時ニ、尻を女陰に、乳を肉壺に、さらには、女核を肉魔羅に。或る日ハ、幻覚ノ中で、或る日ハ、この世とその世ノ狭間で…。ありとあらゆる術で女ヲ絶望させ、其の馳走として、国ヲ揺るがす『精胆』ヲ紡いできた。主人公「鬼灯連嗣」は、その運命から逃れる為、幼い頃に永遠を誓った「愛沢あをい」に望みを託した。だが、それは彼にとっての絶望の始まりだった。失恋と裏切りという慟哭を味わった連嗣は、愛するあをいの心を手に入れる為、『絶望師』となることを決意する。ただ絶望の先にある希望を信じて…。快楽と絶望によって心と身体を奪い取れ―!
時は群雄相争う戦国時代、所は都をはるか西に望む蔵門(くらと)地方。そこでは新興の大名・多々良昌逸(たたらまさいつ)が急速に勢力を拡大していた。室町初期から続く名門・霧生(きりゅう)家は多々良より臣従を迫られると一戦も交えることなくこれを受諾し、当主・霧生永治(きりゅうながはる)の娘・さくや姫を側室として差し出すことになる。事実上の人質として多々良の本拠地・蔵門城に嫁いださくやは、そこで“尋常ならざるまぐわい”を好む多々良の閨の相手を務めされられる事になる。清楚な肉体と精神を蹂躙され、己の中に眠っていた“淫の本性”を揺さぶられながらも、父や城の皆を想い、耐え忍ぶ日々を送るさくや。数ヵ月後、蔵門城に間者から...
【さや】久しぶりね…私の部屋に来たの。最近冷たいから、心配しちゃったじゃない。それにしてもお月さまが綺麗な夜ね…あ、紅茶淹れようか?珍しいのがあるの…え?もう…エッチ。そんなにしたら、恥ずかしいよ…あ…あんっ!【すみれ】両親が死んで莫大な遺産が転がり込んだ俺。金目当てな周りの連中にうんざりした俺は、全ての使用人に暇を出し、悠々自適で少し孤独な暮らしを楽しんでいた。だが、行くあてのない孤児のメイド“すみれ”が、俺の元に戻ってきた。俺はすみれに条件付きで館に残ることを許した。一つは「次の仕事が見つかるまで」…そしてもう一つは「ご主人様には絶対服従」…という条件で。
カメラマン助手として働く伊賀暁(いがさとる)は、交通事故に遭い、聖朋(せいほう)病院に入院する。看護婦の桑島まなみ(くわじままなみ)から甲斐甲斐しく世話をされながらも、退屈な入院生活を送っていた。ある日、担当医の魚住朝子(うおずみあさこ)から誘惑を受け、不本意ながら性交渉をもってしまう。情事の後、病棟にもどる途中で、物憂げな入院患者の少女、檜山由(ひやまゆい)と出会う。その落ち込んだ表情が気になり、何気なく声をかける伊賀だが、怯えた表情を見せる彼女は、ナニも云わずその場を立ち去る。その日の晩、伊賀は、悪夢の世界『ミラージュ』に引きずり込まれる。
温泉街で温泉宿を営んでいる主人公・片桐美久(かたぎりよしひさ)は、都心の大学へ通う為、東京で一人暮らし…。といっても、いつも身の回りには従姉妹で幼馴染みでもある、高見悠(たかみはるか)と各務優希(かがみゆうき)が居るのだが…。そんな大学生活も二年目を迎えたある日、1人暮しをしている彼の元に、実家から連絡が入る。すぐに戻ってこいという突然の呼び出しに、一年振りに帰省する事に。久々に戻った実家は、なんと温泉の源泉が涸れるという状態により経営難で廃業寸前の状態。そんな状態を打破し、温泉宿を建て直すためには、次の新月までに次期女将さんを選ばなければならないという…。次期女将と言う事は、それは同時に跡取息子である...
夏休みも8月に入っていた。退院してからも、右京は何度か桃香に会いに行っている。愛里沙とも会ってエッチしている。欲望三昧な生活である。そんなある日、右京は風俗店から出てきたある女子大生とぶつかりそうになる。見るからに生意気な顔をした女だった。名前も知るわけではなし、右京はその女のことを忘れていたが、思い出させる事件が起きる。1学期の数学の試験でふざけて零点をとったことが原因で、無理矢理父親に家庭教師をつけられてしまったのだ。家庭教師なんかつけられてたまるか、とこっそり自宅を抜け出す右京。だが、3人の黒服たちが右京の居場所を突き止め、リムジンに連れ込んで自宅に連れ戻してしまう。部屋に監禁された右京の前に現れた...
夏休みも中盤。右京は、麻生家三姉妹と関係をつづけていた。そして密かに、百合亜と海外の別荘に出かける準備をしていた。ある南国の島に龍徳寺家の別荘があるのだ。そこへ二人で出かけてエッチをしまくろうというのである。だが、旅行直前、愛里沙も桃香も「また会ったりして」と意味深な発言をくり返す。あまり気にしていなかった右京だが、黒服まで変なことを言う。「我々のプレゼントを楽しんでください」「旅行はたっぷり、オッパイもたっぷり」。南国の別荘に着いて百合亜とエッチしようとしていると、黒服たちの言葉の意味がわかる事件が起きる。桃香と愛里沙が来ていたのだ。右京には内緒で3人で別荘に押しかけるという作戦を、3人は立てていたのだ...