アドベンチャー
魔族と人間が混在する世界。彼らは互いにいがみ合い、度重なる小競り合いを続けながら勢力を保ってきていた。そんな中、魔王軍に新たな王が誕生し、魔王軍は人間達に対し、今までにない大々的な戦争を起こす。次々と攻め落とされていく人間達の領地。だが、勇者自らが率いるパーティーの活躍により、人間軍は勢いを盛り返し、魔王軍は次第に劣勢になっていく。魔王は絶大な魔力を封印出来る人間達の切り札である封印の巫女を誘拐し、最後の戦いを挑む。救いに来た勇者パーティーは魔王と戦い、人間達は魔王を打ち倒す。だが、魔王は勇者に貫かれた瞬間、その精神を入れ替えてしまう。勇者は魔王の身体の中で死亡し、魔王は勇者の肉体をまんまと手に入れる。...
かつて大妖怪として我が世の春を謳歌していた妖・白鬼丸。日がな一日、浚った女と淫蕩に耽り、快楽に溺れる日々を過ごしていた。だが、そんな享楽の日々もついに終焉を迎える。その身を賭してでも妖を封印せんと決意をした一人の巫女により、白鬼丸は封ぜられてしまったのである。白鬼丸を封じたと伝えられる大きな岩は、公共工事の名の元に砕かれてしまう。「ふはははははははは!礼を言うぞ、人間共!」数百年の時を超え、ついに復活を果たした白鬼丸。だが、彼には一つ、大きな難題があった。その身を封じられた際に、己の妖力の核を引き剥がされていたのである。その核は、彼を封じた巫女の血を引く者の魂に、今も封ぜられているという。しかも、清浄な...
自分の身に降りかかるすべての不幸な出来事を運命だと思い、抗う事をやめた少女・城宮椛。そんな椛に目をつけた御門和人は、借金のかたに彼女を引き取りました。そして数とはその日の夜に椛と身体を重ね、処女を奪ってしまいます。しかし、そのときでさえ椛は抵抗らしい抵抗をしませんでした。数とは椛との生活の中で人間らしさ、人を思いやる暖かさ、幼い頃に忘れていた恋心を思い出していきました。椛もまた、そんな和人との生活の中で、人の温もりを知り、和人に心を許していきました。その後、和人の父が病死し、和人が御門家の頭首となってしまいます。和人と椛が恋中になることに反対するものもなくなり、むしろ周囲の人々は2人を祝福してくれたので...
沖田昇一は盗みと喧嘩が得意な少年。この日も、前日の晩に繁華街で喧嘩していたのを警察に捕まり、留置場で一夜を明かしたばかりだった。そんな彼が交差点を渡ろうとすると、信号無視で突っ切ろうとする車が突っ込んできて、前を歩いていた女の子が撥ねられそうになる。咄嗟に飛び出し、その子の背中を押す昇一。そして、突き飛ばした子供の背中と車のバンパーの記憶を最後に、彼の意識は途切れる。気が付くと、昇一は奇妙な場所にいた。戸惑う彼の前に、死神が現れ、現状を説明する。今いる場所は冥府で、現在彼が蘇生するかこのまま死亡するかを審議中、という。その結果が出るまでの十日間、昇一はこの校舎内で待機状態となる。彼の世話に付くのは、天使...
幼馴染のビィがサプルにやって来た!エアとビィは幼馴染であり従姉妹同士。幼き日々の楽しかった時を思い出さずにはいられないエア。でも待って?本当に楽しかったことだけだったかしら?いつでも大切にしてた物などを取られてしまったりしなかった?……ビィが、わたしの大切な夫を奪っていってしまうのでは……?ビィの訪問を喜ぶ一方、そんな心配も浮かんできてエアは戦々恐々!新妻の幼馴染の訪問とあって、ここはしっかりとおもてなしをとゲストとして温かく迎える主人公。そして、その主人公の言動を、密かに見つめるビィ。主人公を見つめるビィの視線が気になってしかたないエアは、やきもきしてビィの視線を引き剥がそうと、あれやこれやと話題を振...
名家の子息たちの通う学園は今、生徒会総選挙に沸きに沸いていた。それもそのはず、この学園を統べること…卒業後の勢力争いに大きなリードをつけることになるからだ。主人公の石動兵馬もまたそこに出馬し…などということはなく、人に頼まれるまま雑多な用事を押しつけられていた。僕はこっちのほうが楽しいから…しかし、そう口にできる平穏な日常はその日の午後、立候補者の演説の時に大きく変わる。私はこの学園に自分の「王国」を創ってみせる!壇上に現れた見慣れぬ少女。紅院薫子の言葉により会場に満ちる怒号と失笑。張り詰めていた緊張は混乱に変わり、会場はたちまち喧騒に包まれる。その日の夜…兵馬の寮の部屋に現れた薫子は自分と彼が許婚の関...
俺、国友浄人はごく平凡な毎日を送る普通の体育教師。ところが、電車の中で痴漢されてる美少女・結を助けた事から学校でも懐かれるようになる。可愛い結に妙な気を起こしそうになるのを必死に堪える毎日。そんなある日、脚を滑らせた結を助けようと階段から転落。目覚めると目の前にはやさしく微笑む保健医・綾野がいた。甘い色香を放つ綾野の妖しい介抱に、身体は熱くなりもう我慢も限界で…