アドベンチャー
「アナタは……売られたってことよ」俺の肉奴隷声優……氷室小夜子が冷たく言い放った相手は、昨日まで大手プロダクションの社長令嬢だった柏原恵美莉。父はキャリア40年の大物声優、柏原秀夫。彼の事務所であるKプロは多額の借金を負って倒産した。柏原とその妻は失踪。ワガママに育った娘の恵美莉だけが残された。恵美利はこれまで業界で力のあった父親の威を借りて収録スタジオでやりたい放題だった。俺もかつて取引メーカーからの圧力もあり、恵美莉と何度か仕事をした。その時はほとほと手を焼いたものだ。しかし……今は違う。恵美莉は俺のもとにやってきた。「声優としてやっていきたいので面倒を見て欲しい」と。俺にとって声優は単なる肉奴隷。こ...
君は気づかない。僕の気持ちも…騙されてることも…かつて自分が住んでいた町に、主人公「秋末誠治」は5年ぶりに戻って来た。思い出すのは、幼なじみの「市倉さくら」小学生の頃からずっと好きだったが、5年前の引っ越しの日までついに告白することはできなかった。誠治が転入した学園は、偶然にもさくらと同じクラスだった。久しぶりに会うさくらに、自分の想いが少しも変わらないことを誠治は改めて確認する。しかし、再会の喜びも束の間。誠治は、彼女にはもうすでに、付き合ってる彼氏がいることを知ってしまう。その彼氏とは、誠治の先輩である、かつての親友「臙児」だった。さくらは無邪気にも……2人の仲を応援して欲しいと誠治に言うのだ。「ただ...
主人公“葉山圭介”は私立二条学園に通う、ごく平凡な男子学生。血は繋がっていないが仲の良い、母と妹の3人家族だ。内気な圭介はまだ女の子と付き合ったことはないが、それでもHへの興味は年相応……相当にある。幼なじみで同じ学園の“唯実”に、秘かに淡い想いを寄せている。そんな、どこにでもいそうな当たり前の学生である圭介の日常が、一人の少女“蘭”によって一転する……。変化は水面下でじわじわと始まり……気付いた時には、平凡だった彼の日々はすっかり歪められ……、すでに、後戻りできないところまで来ていた―――。
南海の孤島『エデン』……そこはまさに、地上最後の楽園と呼ぶに相応しい島だった。美しい自然に招かれるよう、島を訪れた20名のツアー客たち。彼等は「アトラクション」への招待であると考えていた。しかし実際は、まさに命を賭けた……『デス・ゲーム』への招待状だったのだ。なにも知らない彼等が島に降り立った時、ゲームは開始される。ルールはただ一つ、「生き残ること」そのためならば、殺人も許される……純銀の砂浜は血で染まり、深闇には慟哭が響き渡る……彼等が“モニター”として選ばれた理由は?彼等を招いた影の存在は?そして真の目的とは………?真実に辿りつけるのは、ゲームの勝者………生き残った者……のみである
投稿写真雑誌を見るのが好きな主人公。自分でも写真を撮って、雑誌に投稿して見たいという憧れはあるが、特定のパートナーがおらず、投稿したことはない。いつかはパートナーを見つけて、自分で写真を撮って投稿してみたいと思っている日々を過ごしていた。ある日、投稿写真雑誌を見ていると、見覚えのある女の子の写真が写っていた。目線で隠されてはいたが、自分の通っている学園のクラスメイトの女の子。しかも、学園のヒロインとして有名な女の子に間違いなかった。投稿されていた写真は排便写真。文面には「排便が大好きな変態女です」と書かれており、今は、自分一人で撮っていますが、いつかはパートナーが出来たらいいなと思っています」と、付け加...
勇者イゼベルクが、悪しき黒き竜アングラガルドーを地底深くに封じ込め、世界に平和を取り戻してから十数年の月日が流れた。皇帝となったイゼベルクは、民と共に平和な帝国を築き、賢王として各国にその名を轟かせた。その平和が永遠に続くと思われたある日、16歳の誕生日を迎えた皇女フォルネリアが、黒竜の呪いによって、突然、眠りに落ちてしまった。皇帝は、帝国全土に、その呪いを解く秘薬を探させたが、まったく成果が出ぬまま5年もの月日が経過。その間、黒竜の封印が弱まり、帝国各地で妖魔達が暴れ始め、これまで守ってきた平和が崩されようとしていた。皇帝は、秘薬の捜索を手持ちの兵だけでなく、帝国全土から広く募集するのだった。各地の腕自...
御童志狼は、女性の肉体と精神を意のままに操る、恐るべき魔拳「淫渦芯拳」の正統なる後継者。もちろん、それは裏の顔であって、普段はハイテク開発企業「五菱物産フューチャーズ」の真っ当な社員として働いていた。しかし、その社内で渦巻く奇怪な陰謀に直面したことから事態は急変。本社から派遣された内部捜査部のトップエージョント・夕月由貴乃から事件の解決を依頼された志狼は……。