アドベンチャー
日本の片田舎に、十二支を祀る神社があった。その神社の名前は、天部神社。神様が見守る町――天部町。そこに住む青年・天部秋成(ルビ:てんぶあきなり)には、誰も知らない不思議な力があったのじゃ。それは、動物の言葉を理解できるという力。人一倍動物好きな彼はその力を使い、楽しい毎日を送っておった。しかし、そんな日常はある日を境に一変する。神社の倉庫で見つけた謎の石盤に何気なく宝珠をはめると、次々に異変が――。神社から突如として消えた十二支像。それと入れ代わるように現れた十二支の少女たち・干支神(ルビ:えとがみ)さま。ひょんなことから、そんな彼女たちと奇妙な共同生活を始めることに。じゃが、秋成と彼女たちは“人”と“...
「それじゃ、行ってくるが留守を頼んだぞ」「なにかあったら、龍田の叔父さんや永遠さんに相談するのよ」そう言い残し、世界一周の船旅へと出かけていった父と母。留守番を託されたのは、長男である鈴谷疾風。疾風の姉である長女の『春佳』同じく姉である次女の『冬花』これまた姉である三女の『夏希』両親のいない3ヶ月間、3人の姉と4人だけの生活。両親がいなくても、特に問題なく、暮らせていける。そう思っていた疾風とは裏腹に、3人の姉たちは色めきだっていた。「大好きな弟、疾風との距離を縮めることが出来るかもしれない」そう3人の姉達は、疾風のことを弟ではなく一人の男性として好きだったのだ。両親がいないことをチャンスと見た3人は、過去に...
煌びやかなステージ――そこでスポットライトを浴びているのはアイドルの「桜井結衣」の姿だった。清楚系で売り出している彼女だが実際は高飛車な性格であるためマネージャーである「村上慎」にいつも不満をぶつけていた。不満を爆発させ移籍をほのめかす結衣に心を鬼にして、今の実力じゃ他でやっていけない事を伝えるがそれに逆上した結衣は村上がミュージシャンだった過去を馬鹿にし自分に嫉妬しているだけだと罵る。その言動にキレた村上は怒りにまかせて結衣を襲ってしまう……。このことを知った事務所は結衣に枕営業をさせる駒として使うことを決める。もう戻れない事を悟った村上は結衣を性奴隷にするために調教を始めるのだった……。
他種族と仲良くなりたくて旅をしている鬼の「鬼子」と、そんな能天気な鬼子がほっとけなくて同行する天使の「ミュリエル」は、とある村が山賊に襲われているところに遭遇する。鬼子とミュリエルは山賊と戦い、圧倒的な力の差を見せつけて追い払う。人間を遥かに超える怪力を持つ鬼子と飛行して一方的に弓矢で攻撃できるミュリエルは優良種。劣等種である人間で構成された山賊に為すすべはなかった。その後、救った村の宿で一泊する2人はお酒を飲んで気を良くするが、急に眠たくなって意識を失ってしまう。それもそのはず逃げ帰った山賊達が報復のため、宿に先回りをしてお酒に睡眠薬を仕込んでいたのだった。そして山賊達は鬼子とミュリエルを自分たちのア...
彼女が向かう先は淫靡な臭いに満ちていた……。「東雲万理」は幼い頃からの夢である獣医師になるべく、大学生活を過ごしていた。成績優秀で真面目な性格のため教員からの信頼も厚く、高く評価されている彼女だが、そんな彼女には人に言えない秘密の趣味があった。人一倍強い(と思っている)性欲を晴らすために度々通う、とある場所。「ソコ」は舐め回すような視線と鼻腔をくすぐる匂いに包まれていた。「ソコ」での自慰行為は何物にも代えがたい至福の時だった。趣味といえるほど日常化したその行為は歯止めを失い、だんだんとエスカレートして行く……。そして彼女は今日も「ソコ」へ向かう――
どうしようもない性格の彼女に主人公は復讐を決意する……椎原辰弥には好きな相手が居た。可愛らしく、明るい性格の彼女の名は久喜宮灯。友人としてではなくもっと深い仲になりたい。決心して辰弥が告白し、二人は恋人同士となる。付き合うことになった二人の生活は順調で、辰弥は灯と一緒に居る生活を楽しんでいた。しかしある日、自分の親友と灯が体を重ねあっている姿を目撃してしまう。何かの間違いだと思い辰弥はどうにか堪えようとしたが、別の日に今度は違う男と喘いでいる姿を目の当たりにする。灯がどうしようもない女だと知った辰弥は、灯への復讐を決意する……。
「洲ノ澤美汐」は幼い頃からの夢である動物に係わる仕事に就くことを実現させ、小さいながらも様々な種類の動物のいる「新戸ヶ杜動物公園」に就職する。まだまだ未熟ではあるものの数種類の動物を担当し、特に、ツンドラオオカミのボロとは心を通わせられるようになっていた。試行錯誤の大変な毎日…それでも、充実した日々を過ごす美汐。そんな中、ある日園長に呼ばれて事務所に行き、出された紅茶を飲んだ途端、意識を失ってしまう。次に目が覚めたとき、美汐は扇情的な衣装を着せられた姿で縛り上げられ、猿轡もかまされ動けず喋れもしない状態でステージの上に転がされていた。目の前には異様な熱気に包まれた観客たち。ステージの袖から現れるのは、動...