シミュレーション
『隻眼の悪魔』として恐れられる海賊の主人公。彼の元に、ある日黒衣の女性が訪れ、某国の姫を調教して欲しいと告げる。
森深い山の中にそびえる、一軒の古びた屋敷。こここそが、錬金術のメッカとも呼べるフォクリム魔法学院。この学院は魔法に関わる者全ての目標とも言える「賢者の石」の研究が盛んに行われていて、大陸の知恵を結集させたと言えるほどに優秀な魔術師や、その卵たちが集い学んでいた。その「賢者の石」の作成にもっとも近いと考えられているのが、学院創始者“トリフェ=フォクリム”の曾孫にして現在の院長でもある“リファード=フォクリム”であった。のどかな日光が学院を包みこむ、ある春の日のこと。その、リファード=フォクリム学長が院内の自室で眠るように死んでいるのが発見された。学院長の死をきっかけに、研究をあきらめ慌ただしく去っていく教...
世帯数が100を満たない過疎地域、丸木戸地区。そこに存在する、唯一の医療機関「丸木戸診療所」は、青年医師「石黒隆」と、若い看護婦「矢口沙織」が二人だけで切り盛りしていた。昼の二人は、年の割に腕の立つ医者と、親しみやすい笑顔で迎えてくれる看護婦ということで、地域住民からも尊敬されている。しかし、それは対外的な表向きの顔であり、実際の二人は、ご主人様とメス奴隷という関係になって久しい。沙織が丸木戸診療所に赴任してまもなく、石黒は無理やりに近い形で沙織をモノにした。それから石黒は、学生時代から精通していたSMプレイで沙織に調教を施し、清純だった彼女の肉体、精神とも、完全なマゾ奴隷のソレへと改造してしまう。そんな二...
主人公は夜の繁華街で、カクテルバーのマスターをしている。そこにSM仲間であり店のオーナーの鶴田の使いが現れる。その使いにつれてこられた場所は病院。鶴田が脳梗塞で倒れて入院していた。そこで初めて鶴田が名門・鶴岡グループ総裁の鶴岡雅史である事を知る。その鶴岡は主人公に淡々と語りはじめた。もう体に障害が残るのは確実なこと、そして、夏に計画していた陵辱計画を…。鶴岡にはエスケー商事社長、小森定彦という友人がいた。その定彦と孝美という女性をめぐって争ったが、最終的に定彦が孝美と結ばれた。その関係でしばらく絶縁状態だったが、子供を産むと同時に孝美が他界し、それがきっかけでまた二人は友人として付き合いだした。それから15...
500年前、呪いをかけられ不作が続くシーサス島北部を統一した若き王「アルタス」は、豊かな南部への侵攻を果たし、北部にかけられた呪いを解く儀式を行うべく、カギとなる南部の第一皇女「エミリア」と、執行者たる呪い巫女の「ソフィア」を捕獲した。だが、儀式にはそれぞれが協力的でなくてはならない。なんとしても成功するために、アルタスは2人の女に別々の性的な調教を施すことにした。
北原雅之は、カメラマンである。昔はそれなりに夢や野望があった。しかし今は、生活のため三流SM雑誌のグラビアを撮って生計を立てている。そんな雅之へ訃報が届く。ドイツに住む義理の妹、マリノからの知らせだ。ドイツ人画商と再婚していた雅之の母が死んだらしい。とるものもとりあえずドイツへ向かう雅之。母の亡骸の前で悲しみに沈む兄妹。しかし、その悲しみすらつかの間の安息だったのかもしれない。高級乗用車からあらわれた黒い服の男達の一団が、マリノをさらっていったのだ。1年前に死んだ養父、ラルフ・パレンバーグは、男達に「飼育」という絵を手に入れる約束で1億円を前渡として受け取っていた。「飼育」とは、日本が世界に誇る稀代の縛り絵...
4月。狂ったように桜が咲き乱れた夜。父が死んだという知らせが届いた…俺の父は画家だった。海外では高い評価を受けていたのだが、国内では奇人、変人と呼ばれていた…父の描く絵ーそれは「縛り絵」と呼ばれるものが大半であった。…もっとも、父をよく知る人に言わせれば、日常の行動もかなり狂気じみていたらしいが……特に、ここ数年は、作品を発表することもなく奥多摩の山中に浸っていたらしい…そうなのだ…俺は父のことをよく知らないのだ…俺が12歳のとき、両親は離婚し、母親側に引き取られた僕はそれ以来、10年近く父とは会っていなかったのである。最近になって、母がよく言ったものだ…『だんだんお父様に似てくるのね…』その女は、父の田舎...