ヤリ友ペット 欲情生活
作品情報
主人公、梶浦工作はどこにでもいる普通の男子。力も背丈も人並で、いわゆる中肉中背。成績も運動も中の中。何をするにも中途半端で根性も無く、やる気も根気も薄く、何にも熱くなれない性格だった。偶然発見したアダルト系裏サイトの「レ○プもの」「監禁もの」などのアブない配信動画にハマり、貯金の全部を課金にあてるほど、のめり込むくらいだ。そんなある日、主人公の元へ一通のメールが届いた。差出人は、『人間牧場株式会社』……。主人公が見続けていた裏動画サイトを主催する管理・運営会社の名前だ。内容は――「レ○プ作品・奴隷化動画作品の、映像試写会&体験会参加のお知らせ」というものだった。主人公は興奮しながらも、わずかに恐怖と戦慄を感じていた。これは尋常な話では無いと、なんとなく察していた。けれど、結局は好奇心と欲望を抑えられなかった。指定されたラブホテルに行くと、見るからに同好の士と分かる男たちがすでに集まっていた。主人公たちは運営の人間たちに誘導され、大きめの一室に案内される。そこでは――。自慢げに自分の性奴隷を見せびらかす男たちと、いままで何度も見た裏動画と同種のものが流れていた。それは圧倒的なまでの本物感に満ちていた。いや……本物だった。主人公を含めた数人の初心者に、運営側の代表がルールの説明を始めた。それによると――参加者がそれぞれ持ち回りで、身近な女性をレ○プしていき、その光景・状況を録画して提出する。すると『人間牧場』が作品として編集・配信してくれて、みんなで楽しむのだ。さらに、投票によって出来が評価され、相応の報奨金が支払われる。おまけに、『人間牧場』の裏サイトで流通し、その純利益の45パーセントを毎月もらえるという。主人公は、感激していた。金は欲しい。同好の士の存在にも励まされた。だが何よりも、同じ趣味の人間に、評価されるというシステムに共感していた。今までやりたいことも、真剣になれることも見つからなかった。だがもしかしたら今日――、いや今……見つかったのかも知れない。そう思った瞬間、主人公は身近にいるメスたちの、誰を狙うかを考え始めていた……。