悪の女幹部
作品情報
時は現代。突如として月に現れた王国“グレート・ルナリアム”(以下G・ルナリアム)の侵略から地球を守るため、“十五夜つきみ”“十五夜まりあ”の正義の姉妹ヒロイン“シルバスター”が立ち上がった!主人公の“カツマ(※名前変更可)”はG・ルナリアムの幹部である。女系国家G・ルナリアムでは強さと階級は生まれながらに持っている“月の紋章”によって決まる。紋章の格が低く、数少ない男であるカツマは女幹部たちにこきつかわれる立場にあった。命令されて戦場に出ればシルバスターに打ち負かされ、戻れば女幹部たちにどやされる。そんな日々を送っていた。ある日、何度目かわからないシルバスターとの直接対決の途中、6人の女幹部たちが現れ、カツマごとシルバスターを罠に陥れてしまった。気づいたときには、カツマは見知らぬ場所でシルバスターの片割れ十五夜まりあによって介抱されていた。まりあもダメージを受けたことによって変身が解除され、一人放り出されてしまったのだった。敵であるにもかかわらず、命を助けてくれたまりあの優しさにカツマは心を惹かれ……というようなこともなく、据え膳食わねば男の恥と、まりあを押し倒してしまう。そのとき、まりあと交わることでカツマの眠っていた能力が目覚めた。特殊能力“エンブレム・スティール”と呼ばれるその力は、イカせた相手から『月の紋章』を奪うことができるのだ。紋章の格で階級が決まるG・ルナリアムにおいて、相手の紋章を奪えるこの力の価値は計り知れない。自分の持つ素晴らしい能力に気づいたカツマは、すぐに自分を陥れた女幹部たちへの復讐を思いつく。この力を使えばあの忌々しい女幹部たちを屈服させることができる……!カツマはまりあを丸め込み、今後は正義のために裏から情報を流すと約束する。すべては計画を実現させるために……。