大犯盛 〜痴態を曝け出した人妻たち〜
作品情報
俺は仕事の相棒であるカメラを片手に、今日も店内を撮っていく。ここはとあるスーパー。郊外型の大形店ほどではないが、中規模相当の店舗だ。だが町の商店街を脅かすには十分なその存在で、地元の商店街は衰退の一途をたどっている。なぜ俺がカメラを持ってこのスーパーに居るのか――。それは監督兼カメラマンとしてこのスーパーのドキュメンタリー撮影を行なっているからだ。『このスーパーを通して、この街の人々の暮らしや関わり合いなど、人とのふれあいをテーマに撮らせて欲しい――』そう言ってスーパーのオーナーに取り入り、少し裏の伝手をも使ってこうして撮影する許可を得ることに成功したのだ。が――。(さて……今日の被写体は誰にするかな……)しかし、俺の真の目的は別なものだった。実は町の商店街にはもう一つ昔からやっている小さなスーパーがある。その小さなスーパーのオーナーにして商店街の会長でもある人物が俺のおやじなのだ。そのスーパーは勿論、ここの新興のスーパーの煽りを受けて火の車だ。当然、おやじとしてはなんとかしようとした。だが店舗の規模も知られた知名度もここの中型スーパーのほうが圧倒的に有利でなかなか巻き返しができない。しかもこのスーパーの店長は実は地元出身の俺の良く知る人物だったのだ。これにはかなりショック受けたようで、おやじはすっかり元気を無くしてしまった。そこで仕方なく俺が重い腰を上げ、一肌脱ぐことにしたのだった。そうして俺は計画を練り、行動を起こしてようやく潜入できたのがつい最近だ。その計画とは、このスーパー自身の不正現場をリークする――要するに荒を見つけて暴露し、窮地に追い込もうという作戦だ。さらに、俺の本業であるAV作品を作るため、今回は素人企画として潜入撮影し、あわよくばハメドリAVとして売り出し一儲けしようとも考えていた。まあ、そもそもどっちのスーパーが残っても俺にはあまり興味がない。腰を上げたのも勿論、実家から軍資金が出たというのが大きな理由だ。(ここ数日間、色々と被写体の吟味をしていたが、ここにはなかなかいい子が多いしな……)最初はスーパーの不正現場を撮る方にやる気が出ていたが、今ではむしろこっちの方のやる気が勝っていた。(ああ……早く撮りたい。そろそろある程度人を絞って俺の作品の出演交渉を進めていこう……)ここ数日間で、とりあえずある程度の目星は付けている。そこで俺はもう一度その被写体を吟味するため彼女たちの働く現場へと向うことにした。