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巫女 −みにょっ!−
作品情報
四畳半のアパートで一人暮らしをしつつ予備校通いをしている毎日であったこの主人公、産まれてこの方運とかツキとかと言う言葉とはまったく無縁である。不運を母、災難を父、貧乏神を友として暮らしてきた。大学受験を身近に控えたある日のこと、主人公のアパートに主人公の幼馴染の従姉妹が訪れる。しかも…『なぜか巫女姿で!』 状況判断ができないまま、いきなり彼女の話は核心を突く。「お兄さま!このままですとお兄さまのお命はあと1ヶ月ですわ!」 いきなり現れた巫女姿の幼馴染に余命を宣告される主人公…。落ち着かせてその理由を問いただすと彼女の言うには、主人公は産まれついての超霊媒体質で、ただ存在しているだけで、そこら中にいる「地縛霊」や「浮遊霊」、「悪霊」や「怨霊」に「貧乏神」や「厄病神」果てはサタンクラスの大悪魔までをも引き寄せてしまう力があるらしい…今までは持って産まれた「幸運」のおかげで なんとか命を永らえて来たがそれももう限界…見る人が見れば主人公の背後は『ものすごいコトになっている…らしい』彼女は幼馴染の「お兄さま」のために学校を卒業してすぐに高尾山にある「巫女養成専門学校」を通信教育で卒業しそのまま主人公を救うべく彼のアパートに来たらしい。ちなみに彼女の身に着けている「巫女セット」は、学校の通信販売で50万円のローンを組んで購入した…そうだ。とは言っても、生まれついての『科学の子』そう言った『非科学的なこと』は一切信じない主人公。そんな極めてアヤシイ巫女学校の話も頭から信じることはできなかったがなんせ従姉妹で幼馴染で「お兄さま」と呼んでくれて…しかもなにより久しぶりに会う彼女がめちゃくちゃカワイイといった非常に『わかりやすい理由』によって、彼女との共同生活を始めることになった。
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