【つるみくは69だぜっ!】FESTIVAL×大阪CRISIS
作品情報
FESTIVAL〜つるみくウォーズ〜:20XX年───。外宇宙より飛来した謎の隕石【神の鉄槌】は、日本の第二首都【ネオ・オオサカシティ】へと直撃。以来、【ネオ・オオサカシティ】周辺には特殊な電磁場が形成され、かつて西日本を代表する大都市であったこの街はゴーストタウンと化し、一部の人間以外立ち入る事の出来ない【捨てられた都市】へと変貌した。オオサカに住む人々の多くは隕石の落下によって命を失ったと報じられ、日本国民───いや、世界中の多くの人々がその不幸を嘆き悲しみ、冥福を祈った。だが───。───彼らは、まだすべて滅びたわけではなかった。飛来した隕石は爆発の規模に比べてその威力はなぜか低く、【捨てられた都市】の中には生き残った人々が取り残され、荒廃した街の中でそれぞれ集落を結成して生き延びていたのだ。集落のリーダーは、謎の隕石の影響によって力を得た女達。本来協力し合ってこの苦難を乗り越えるべき彼女らは、しかし争いを始めた。隕石落下地点に残された、『ある物』を手に入れるために。力を得た女達は、同時にメッセージを受け取っていたのだ。力を得た者は、神に選ばれた者であり───『ある物』を手に入れる事で、自身とその周囲の者達を救うであろう───と。戦いは、すでに始まっている。最後に残るのは、いったい誰なのか───?いったいどのような結末を迎えるのか───?それを決めるのは、あなた次第───。大阪CRISIS 〜COMEBACK & COMES A NEW HEROINE〜:【大阪再開発事業局】───。それは大阪の発展と財政再建を担う、機関の組織の一つである。大半が脛に傷を持つ局員達で構成されており、その詳しい活動内容を知る者はきわめて少ない。局長である俺、【倉嶋 蓮司(くらしま れんじ)】は時として、『黒幕』と呼ばれ、大阪機関を実質的に動かす『裏の顔』と言われていた。【再開発局】、あるいは【裏機関】などと呼ばれるこの組織は、大阪の再開発や破綻した財政再建を、手段を問わずに裏からサポートする、非合法的な合法組織だ。いわゆる犯罪に値する行為も辞さず、あらゆる手を使い任務を遂行し、都合の悪い事はすべて揉み消すのだ。様々な特権を持つ局長の俺は、普段ロクに出勤もせず、面倒なことから逃れてボロアパートで気楽に過ごしている。そんなある日――――俺の下に、大阪代表の柿本が使いを寄越した。『大阪の財政再建のため、一大歓楽街を作りたい』――。早い話『歓楽街で働かせるための素材のいい女を見繕い、奴隷に仕立て上げて欲しい』という依頼だ。我が大阪の再建のためとあらば、断る理由などない。久々にやりがいのある仕事を得た喜びに、俺は不敵な笑みを浮かべていた―――。