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淫辱選挙戦 〜白濁に染まる会長選〜
作品情報
その学園の生徒会組織は本来、一つだった。だが、数年前、男女平等を唱える社会の風潮に押され、「女子生徒の主張を代弁する組織」として女子生徒会が設立されると、その発言力は年を追う毎に強化されていった。一方、相対的に男子生徒会の発言力は低下し、完全に形骸化してしまう。それから更に数年。今や名ばかりで何の活動もできない男子生徒会を率いる主人公は、女子生徒の権利を侵害するものとして忌み嫌われていた。歴代最高と言われる現女子執行部との間で来年度の予算獲得予備交渉が行われた3月。「あら?アンタまだ転校してなかったの?」開口一番、浴びせかけられる嘲笑。そして交渉と銘打ちながら全く相手にされない屈辱。会議終了後、会場で一人怒りに震える主人公に学園理事長からの呼び出しがかかった。呼び出された理事長室で主人公は、今回の選挙に敗れた場合、男子生徒会廃止の宣告を受ける。後の無くなった主人公。いつものように投書箱を回収してみると、そこに今まで見たことのない謎の投書が。藁にもすがる思いでその投書に従って事実を調査した主人公は女子生徒会の不祥事の情報を得る。しばらく後。呼び出した女子生徒会長・桐野楓香に手に入れた女子生徒会不正の証拠をつきつける主人公。生徒会長選の行方どころか、織緒真希、月見里子鳥両名の退学処分にすら発展しかねない事実に楓香は主人公の提案を受け入れる。桐野楓香という敵そのものの存在を手に入れた主人公は、3週間後に迫った選挙戦に向け、自身の勝利のために動き出すのだった。
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