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魔法とHのカンケイ。
作品情報
私立鳳林学園は、ごく普通の学園だ。俺は鳳生会――いわゆる生徒会みたいなもんだ――の書記を務めている。三学期に入ったばかりのある日、鳳生会会長の鷺沼が俺に話を切り出した。「知っての通り、我が学園は文化部の部活動に大変力を入れている。とは言っても、今の魔術関係の研究部は、いくらなんでも数が多すぎると思うんだ」文化部の3割近くを占める魔術関係の研究部のうち、3年の引退後に部員が一人になってしまった部を対象にレポートを提出させ、内容次第によっては同好会へ降格と言うのが鷺沼の案だった。「魔術と性の関係、なんてどうかな?」想像もしなかった過激なテーマに俺は戸惑うが、鷺沼は「魔術の歴史には常に性的な要素が絡んでいるから」と涼しい顔だ。結局、うやむやの内にそれがレポートのテーマに決まってしまう。レポートの対象者となったのは3人。黒魔術研究部部長にして俺の幼馴染みでもある”桃園かりん”。かりんと仲の良い後輩で忍術研究部部長の”風祭子猫”。霊術研究部部長である俺の憧れの人”姫宮亜弥乃”。呼び出された3人は、レポートのテーマを聞いて真っ赤になる。「よ、ようするに、魔法とHの関係ってこと!?」俺は慌てて取り繕うが、この時既に、運命の歯車(!?)は動き出していた――。そして、俺と彼女達の“魔法でH”な関係が幕を開ける!
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